国鉄倉吉線

国鉄倉吉線は、1912年に倉吉駅と上井駅を結ぶ「倉吉軽便線」として開業しました。
1941年には関金までの11kmが延伸開通し、1958年には山守までの4.8kmが延伸開通しました。
1972年に倉吉駅を打吹駅に改称し、同年2月に上井駅を新駅舎完成にあわせて倉吉駅に改称しました。

しかし、整備が進んだ道路を走る運行本数の多いバスの競合には敵わず、1981年に国鉄再建法による第1次特定地方交通線に選定されて全区間の廃止が確定し、1985年3月31日の山守駅22時7分発、倉吉行き最終列車を最後に72年の歴史に幕を下ろしました。

現在、廃線跡は月日がたった今でもレールやホーム跡が残り、各所にその遺構を残しています。
なかでも関金にある泰久寺駅跡から山守トンネル入口付近までは、竹林に囲まれた幻想的な風景が広がっており、SNSでも話題になっています。

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