国指定史跡 鳥取藩由良台場跡

国指定史跡鳥取藩由良台場跡のご紹介をいたします。

鳥取藩台場跡は江戸時代末期、諸外国との緊張が高まる中、沿岸警備のため築造されました。
その築造場所は鳥取藩の海岸線の東西160キロの内、重要湾口を控えた8箇所であり、
由良台場跡は藩倉が置かれた由良湊に作られました。

文久4年に完成した台場は東西125メートル南北83メートル。
周囲に高く土のうを巡らせ、その高さは4.5メートルにも及び、そこに計4門の大砲が配置されました。
往時の原型を完全な姿で保存している日本唯一の貴重な史跡です。
その大砲は由良湊近くの六尾反射炉で製造されたもので、
幕末動乱期における鳥取県の歴史を知る上でも資料的価値の高い貴重な史跡です。

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