鳥取県の西部地域に山陰地方で最古の駅舎と言われる御来屋駅(みくりやえき)があります。
1872(明治5)年、新橋-横浜間に日本で最初の鉄道が敷設。
その後、鳥取県の境港から御来屋間を鉄道が走ったのが30年後の1902年。
山陰地方で最初の鉄道区間が境(現在の境港)-御来屋区間に決定した理由は当時の重量物の輸送が海上輸送一択しかなく、
御来屋駅近くの旧陸軍、軍事施設の運搬等に必要不可欠だったためと言われています。
2002年(平成14年)には山陰鉄道発祥100周年を記念して駅舎の改造が施されましたが、
昔ながらの雰囲気を大切にし、古い造りをそのまま残して整備。
駅舎内には小荷物運賃表の黒板など、貨物輸送全盛の頃のものが残されています。今となっては数少ない木造駅舎です。
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